野球のグローブを永く使っているとどうしても、革ヒモ(レース)部分が切れてしまう場合があります。その中でもグローブの指先部分は、グローブの革ヒモ(レース)の中でも一番切れてしまいやすい部分です。
しかし、このグローブの革ヒモが切れても補修用の革ヒモを使って修理してあげれば、またしっかりとグローブは使えるようになります。
そこで、このグローブの指先部分の革ヒモが切れた場合の修理方法を紹介します。
グローブの指先部分の革ヒモが切れた状態
上記写真のグローブの人差し指と中指部分の間の革ヒモが切れてしまいました。
この場合は、補修用の革ヒモを使えば十分修理して使えるようになります。
グローブ指先部分の革ヒモの通し方
指先部分の革ヒモを外す
指先部分の革ヒモを事前に外しておきます。
グローブの指先部分の革ヒモはウェブ(グローブのネット部分)まで繋がっているので、それも外しておきます。
革ヒモの端をダンゴ状にする
まずは、革ヒモ(レース)の端をダンゴ状にしておきます。
親指部分外側から革ヒモを通す
先程作った革ヒモのダンゴと反対側をグローブの親指外側から通していきます。
ヒモ通し用の針金を使って、上手く革ヒモを引き込みます。
革ヒモ(レース)を最後まで引っ張ると、先程作ったダンゴの部分がグローブ親指側に引っかかってそれ以上引けない状態になります。
ウェブの部分に革ヒモを通していく
グローブの親指部分内側からウェブの部分に革ヒモを通していきます。
内側から外側へ、ウェブの上端部分を巻くように革ヒモを通していきます。
ウェブ端の部分の革ヒモ通し
ウェブの部分に革ヒモを通していったら、最後の部分はグローブ内側から外側部分へ革ヒモ通しの針金を差して、革ヒモを引きだします。
ウェブ端の部分に革ヒモを通した状態です。
画像のピントがぼけているのでわかりにくいかもしれませんが、わっかになった部分の内側から革ヒモが出てきている状態にします。
グローブ指先部分(人差し指)の革ヒモを通す
まずは、人差し指部分に革ヒモを通していきます。
内側から外側へ向けて、革ヒモを通します。
グローブの人差し指部分の外側へ革ヒモを通したら、次は外側部分の横の穴から、外側部分から内側部分に向けて革ヒモを通していきます。
このようなになれば、次は中指の方へ革ヒモを通していきます。
グローブ指先部分(中指)の革ヒモ通し
人差し指部分から中指部分の下の方にある穴へ、内側から外側へ革ヒモを通します。
グローブの外側から見たら画像のような形になります。
その後、人差し指の外側部分から内側部分へ革ヒモを通していきます。
外側からみたら、人差し指部分と中指部分はこのような形になります。
内側からみると、人差し指と中指部分の革ヒモはXの状態になります。このグローブの指先部分に革ヒモを通して、一回グローブをはめて指の開き具合などを見ながら締め付け具合を調整していけばいいです。
この締め付け具合などは、個人差があるので各人で丁度いい部分を見つけて革ヒモを緩めたり、締め付けたりしていきます。あとは、各指の部分を同様に革ヒモを通していけばいいです。
グローブの指先部分(小指)の革ヒモの処理
このように内側から見たら指先部分がXでつながっている状態になります。
最後、小指部分で革ヒモの最後の処理をします。
最後、グローブの小指部分外側で革ヒモの後処理をします。
最初の方で革ヒモでダンゴを作ったように、小指部分の穴から出た所で革ヒモでダンゴを作ります。
このような形で革ヒモでダンゴを作って最後の処理をします。
後は、残った革ヒモを切ってしまえばグローブの指先部分の革ヒモ通しは完了ですが、最後に少し伸びた革ヒモを小指側にある別の革ヒモ下に挟み込めば見た目もスッキリします。
実際は、ここまで革ヒモを通してからカットしたら見た目もスッキリします。
まとめ
グローブの革ヒモが切れてしまう部分の中でも、一番切れてしまう個所の指先部分。
革ヒモを用意したら、このグローブの指先部分は簡単に修理出来るので、もし、指先部分の革ヒモが切れてしまったら参考にして下さい。
今回用意した、革ヒモの長さは150cmでしたが、実際には120cmでも十分に余る位でした。
指先部分の革ヒモのカラーを別のカラーにして、自分のグローブに個性を出す事も出来ます。
各グラブメーカーから革ヒモが販売されていますが、幅がメーカーによって違う場合があります。
5mm幅と6mm幅の場合があるので、使っているグラブメーカーの革ヒモを使った方が間違いが少ないです。
更新日:2023/03/21
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