出典元:NumberWeb
こんばんは、ビジブーです。
本日(2015年7月2日)、プロ野球マツダオールスターゲーム2015に監督推薦で巨人の鈴木尚広選手が選出されました。
鈴木尚広選手といえば、現プロ野球でもNo.1の走塁のスペシャリストでしょう。そんな、代走のプロ鈴木尚広選手がどれだけすごいのかを紹介します。
代走で警戒されても盗塁を決める
試合も後半の同点に追いつきたい場面や追加点を取りたい場面で、巨人の原監督は代走として鈴木尚広選手を起用します。
相手バッテリーからしたら、絶対に盗塁してくると分かっているので必然的に牽制が多くなります。
それでも、相手投手の癖を見抜いて盗塁を決める技術はスゴイの一言です。
代走で鈴木尚広選手の名前がコールされた時の球場の盛り上がり方は半端ないです。
相当警戒されている状態で絶対に失敗してはいけないというプレッシャーの中で、盗塁を決めてくる鈴木尚広選手。
走るタイムは、同じ巨人の中でも一番早いわけではなく、その技術が巨人で一番、いや、現プロ野球で一番でしょう。
スタートを切るタイミングがとても早く、そして、ベースへのスライディングがめちゃくちゃ早い!
普通はスライディングをするとどうしても少し遅くなってしまいます。
しかし、鈴木尚広選手の場合はそのスピードが全然落ちていません。
それで、普通ならアウトのタイミングでもタッチより早くベースに到達してしまう位です。
ベースに向かってスライディングするさい、さらにその延長上にベースがあると思ってスライディングしているみたいです。
だからそのスライデイングが空中を飛んでいるような状態になるのでしょう。
ベースランの技術
鈴木尚広選手がランナー1塁の場面で、バッターが左中間方向のレフト前ヒットを打ったら、躊躇なく3塁まで走っています。
通常ならセカンドベースを回るさいに、オーバーランして止まれるように少しスピードを緩めますが、鈴木尚広選手は打球方向を確認したら躊躇なくセカンドベースを回り3塁まで到達しています。
ベースを直角に回る技術と打球を判断する能力がズバ抜けています。
そして、少しでもスキがあれば次の塁を狙うという気持ちがとてもスゴイです。
特に子供達には、鈴木尚広選手のような走塁意識を見てもらいたいです。
タッチをかいくぐる技術
3塁ランナーに鈴木尚広選手がいる場合、サインとしてゴロゴーが出ていると思います。
そして、普通の選手ならアウトなタイミングでもそのスライディングスピードとタッチをかいくぐる技術を生かしてセーフにしてしまう走塁。
まさにプロの技です。
存在が相手へのプレッシャー
今迄書いてきた事から、相当相手チームにはプレッシャーを与えていると思います。
1塁にいれば、盗塁を警戒してストレート系のボールがどうしても多くなり、そして、バッテリーはバッターに集中し切れなくなります。
また、2塁にいる時は外野までもプレッシャーをかけられてヒットでホームに生還するのを阻止しないといけないので必然的に前進守備になってきます。
走塁力がとても高いので、内野を抜けたヒットの打球をすばやくホームへ返球しないといけないプレッシャーになります。
3塁にいる時は、キャッチャはボールを弾いても、ホームに突っ込んでくるので相当プレッシャーがかかっているでしょう。
また、内野陣も弾いてもいけないという状況になるのでとてもたまらないです。
鈴木尚広選手が塁上にいるだけで、相手チームへの威圧感になるのではないでしょうか。
まとめ
鈴木尚広選手がプロ19年目にして初めて選出されたオールスター。筆者にとってこの選手はとても好意的な選手です。
プロとしてのストイックな所や代走で出場しただけで球場の雰囲気を変える存在感。
そして、なぜか得点しそうな気がしてくる期待感。
味方の選手にも勇気を与えてくれる鈴木尚広選手の走塁を、今年のオールスターでは見れるかもしれないので非常に楽しみです。
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