野球でバッティングは、楽しい練習の一つです。そして、そのバッティングを向上させるために、バットを振るスピード(スイングスピード)を早くしたと思い、素振りを毎日の日課として行っている選手も沢山います。
一昔前は、マスコットバットなど重いバットを振り込んで、そのマスコットバットの重さに慣れてくると、普通のバットの重さが軽く感じて自分のスイングスピードがアップした気になったものです。
しかし、今はマスコットバットを振り続けると逆に、スイングスピードの低下すると言われています。では、どのように素振りをしたら、スイングスピードがアップするような素振りが出来るのでしょうか。
そんな、スイングスピードをアップさせる素振りの工夫です。
野球で素振りをする意味
まず、野球をしていると必ずする練習の一つに素振りがあります。では、その素振りをする目的は何でしょう。
大体ほとんどの方が理解しているように、”どのようなボールが来ても、正しいバッティングフォームでバットを振る事を体に覚えさせる”となるでしょう。
今回は、バッティングフォームの話ではないので、正しいバッティングフォームの話は次回に置いて、このバットを振る動作をする事で、一緒にスイングスピードも鍛えているという事を覚えておいて下さい。
そして、この素振りでバットを振る事で、スイングスピードが逆に遅くなってしまう場合があります。
間違った素振りでスイングスピードが遅くなる理由
まさにここが問題なのですが、マスコットバットなど重いバットで常に素振りをしている選手がいます。この方法だと、バットを振る力・バットを持つ力は鍛えられますが、バットを早く振る力は逆に遅くなってしまう場合があります。
常日頃からマスコットバットなどの重たいバットを振っていると、そのバットを振るスピード(スイングスピード)に体が馴れてしまい、本当に早くバットを振るという感覚を体が忘れてしまいます。
そこで、このような練習メニューを組むと、スイングスピードを上げる効果が期待出来ます。
重さが違うバットを振る
出来れば3本重さが違うバットが有るといいのですが、中々それを用意するのは大変なので、通常使うバットよりも軽いバットを用意します。
小学生用の参考ですが、
通常使っているバットより、軽いバットを用意するところが大事です。
そして、通常のバットにバットウェイトを付けて、重たいバット仕様の3種類用意します。
3種類の重さのバットを交替で振る
1日目は、軽いバット。
2日目は、普通のバット。
3日目は、重いバット。
4日目は、軽いバット。
と、このように素振りをする日で、バットの重さを変えて素振りをしていきます。特に重いバットを振った次の日は、軽いバットを振る日になるので、相当バットが軽く感じるでしょう。
軽いバットの素振りの仕方
特に、スイングスピードを意識して振る練習をします。
1日50回なら50回、100回なら100回と自分にあった回数をセットしたらいいです。
この軽いバットを振る事で、速くバットを振っている感覚を体に覚えさせます。
普通のバットの素振りの仕方
しっかりと、バッティングフォームを確認しながら素振りをします。これも軽いバットを振る時と同じ回数します。
前日に軽いバットを振っていたので、少し重く感じるかもしれませんが、自分のバッティングフォームを確認しながら素振りをします。
重いバットの素振りの仕方
重いバットを振るさいには、全力でバットを振る必要はありません。重いバットを無理矢理振ると、バッティングフォームを崩してしまう可能性があります。
そこで、自分のバッティングフォーム・スイングを確認するように素振りをします。
まとめ
スイングスピードを上げるためには、素振りの工夫が必要です。重いバットを振り続けても、スイングスピードは上がらず、逆に、スイングスピードが落ちてしまう可能性があります。
そこで、バットの重さを変えながら、体に早いスイングを覚えさせて、さらに、普通のバットで早いスイングスピードに近づかせて、重いバットでスイング等の確認を行うとう流れで素振りを行うといいでしょう。
バッティングフォームのチェックを行うのに便利なアプリは下記記事で紹介しています。
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