こんばんは、ビジブーです。
8月30日(日)、第27回WBSC U-18ベースボールワールドカップ第3戦。
侍ジャパンU-18の相手は、お互いに今大会ここまで無敗同士のオーストラリアでした。今大会初先発の小笠原慎之介(東海大相模)の好投もあり10-1で勝利しました。
中盤途中までは攻めあぐねている状態でしが、相手投手の交代を機に一気に追加点を奪い攻守に圧倒する内容でした。
オーストラリア戦試合結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | H | E | |
日本 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 5 | 10 | 7 | 1 |
オーストラリア | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 4 | 0 |
勝利投手 小笠原慎之介(東海大相模) 敗戦投手 バレット
スターティングメンバー
日本
日本 | ||
1 | 中 | オコエ瑠偉(関東第一) |
2 | 三 | 津田翔希(浦和学院) |
3 | 遊 | 平沢大河(仙台育英) |
4 | DH | 清宮幸太郎(早稲田実) |
5 | 一 | 篠原涼(敦賀気比) |
6 | 右 | 勝俣翔貴(東海大菅生) |
7 | 捕 | 堀内謙伍(静岡) |
8 | 二 | 杉崎成輝(東海大相模) |
9 | 左 | 舩曳海(天理) |
オーストラリア
オーストラリア | ||
1 | 中 | バンカン |
2 | 左 | キフト |
3 | DH | ホールディング |
4 | 一 | マッカラム |
5 | 二 | フルー |
6 | 捕 | キング |
7 | 三 | ニューンボーン |
8 | 遊 | カリル |
9 | 右 | ツイ |
総括
オーストラリアは先発マウンドに、185センチの右腕・バレット。
日本は初回、三者凡退に抑えられる。
日本の先発は、全国選手権大会優勝投手の小笠原(東海大相模)。
先頭バッターを三振で打ち取るが、続く2番3番に連続ヒットを許し、1死1・2塁で迎えた最初のピンチ。
しかし、4番を4-6-3のダブルプレーで抑えてピンチの乗り切る。
ピンチを抑えた日本は、2回に先頭バッターの4番清宮が四球で出塁すると、5番篠原がバントでランナーを進める。
続く6番勝俣がセンター前ヒットでチャンスを広げると、7番堀内は四球を選び、1死満塁のチャンス。
しかし、8番杉崎が三振に倒れる。2死満塁で9番舩曳が四球を選び押し出しで日本が先制。続く1番オコエはサードゴロに討ち取られるが幸先よく日本が1点を先制。
その後、5回までオーストラリアの先発投手バレットのチェンジアップに苦しめられ、追加点が奪えず。
オーストラリアも小笠原の前に初回以降ヒットが出ず。
1点を争う投手戦の展開。
しかし、試合が動いたのは6回。
オーストラリアが日本を1安打に抑える好投していた先発投手のバレットから左腕のヘンドリクソンへ交代。
ここから一気に試合が動き出す。
5番篠原が四球を選んで出塁すると、6番勝俣がバント。
ここで、投手のヘンドリクソンが2塁へ送球もセーフでフィルダースチョイス。
さらに、7番堀内の初球にワイルドピッチでランナー2・3塁のチャンス。
ここで、日本は左投手に対して途中代打で堀内の代わりに郡司を送る。
郡司が四球を選び、無死満塁の絶好の得点機。
ここで、オーストラリアはこの回から登板した左腕ヘンドリクソンから右腕ローリンソンへ交代。
8番豊田の初球が足に当たる押し出し死球。
待望の追加点を挙げる。
さらに9番舩曳がフルカウントから押し出し四球を選び追加点。
1番オコエはサードゴロで本塁封殺になるが1死満塁で2番の津田がライト前ヒットで2点を追加。
3番平沢の2球目に1塁ランナーの津田が2塁に盗塁を試みるが刺殺。さらに平沢はセンターフライに倒れる。
しかし、待望の追加点を挙げて5-0とリードを広げる。
6回裏、先発小笠原が久しぶりにヒットを打たれ、自らのエラーも重なり1失点。
小笠原はこの回で降板。
その後は、高橋 樹也が2イニング、髙橋 純平が1イニングの継投。
日本は9回にも追加点を挙げて、終わってみれば10-1の大勝となった。
試合のターニングポイントは、6回オーストラリアの投手交代だろう。
日本のバッターもチェンジアップにかなりタイミングが合っていなかったので、6回の投手交代は攻めあぐねていた日本にとって幸運だったのではないだろうか。
まとめ
5回まで1点を争う好試合が6回のオーストラリアの投手交代を機に日本に流れがいった試合でした。
よく拮抗した試合では、先に動いた方が負けるといわれてますが、まさにそれを象徴するかのような試合でした。
オーストラリアの先発投手のストレートとチェンジアップのコンビネーションはとても見事で、日本の打者はことごとくタイミングをずらされていたので、オーストラリア側があそこで投手交代をしてなかったら日本は相当苦しい展開になっていたのではないでしょうか。
8月31日(月)は、17:30よりチェコ戦になります。
日本は、このまま無傷でスーパーラウンドまで進んでくれるでしょう。
次の試合もBS朝日で中継放送されます。
また、ネットでも中継が見れます。
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