野球中継を見たり実際に野球をしてプレイしていると、「ボールインプレイ(略してインプレイと呼ばれることの方が多い)」「ボールデッド」という言葉を耳にすることも。
特に野球をしている人であれば、今がボールインプレイの状態なのか、逆にボールデッドの状態なのかによって、どういう行動がとれるか変わってきます。
まさに、ボールインプレイとボールデッドの状態を把握しておけば、アウトやセーフ、ランナーの動きなどプレイに直結してくることもあります。
そこで、野球のルールで重要な「ボールインプレイ」と「ボールデッド」の意味と状態などについて解説します。
ボールインプレーとボールデッドの意味と状態
色々なスポーツの中でもルールが複雑な野球。
公認野球規則5.01~08にボールインプレー、5.09~11にボールデッドに規則が記載されていますが、記載されている言葉だけで、その状態を把握しようとするとちょっと難しかったりします。
そこで、簡単にボールインプレー(インプレー)とボールデッドの状態を説明すると、
このようになります。
特にボールインプレーとボールデッドの状態を一番意識しないといけないのは、塁上にランナーがいる状態のときになります。
ボールインプレー状態は、試合がそのまま続いている状態なので、例えば塁上にランナーがいる場合、アウトになるかもしれないけど、次の塁に進んでもいいです。
もちろん、次の次の塁へ進もうとしても問題ないです。
逆に守備側は、ボールインプレー中ならベースからランナーが離れている状態であれば、ランナーにタッグしてアウトにすることが出来ます。
ボールデッドになるプレー
先程、ボールデッドは簡単に言うとタイムがかかった状態と説明しましたが、ではそのタイムがかかった状態になるプレーとは何か。
このようなプレーが、ボールデッドになるプレーになります。
ボールデッドになるプレー:ボーク
ピッチャーがボークを犯した場合には、ボールデッドになります。
その「ピッチャーのボーク」自体が、さらに分かりにく間違いやすいです。下記記事で解説しているので参考にして下さい。
ボールデッドになるプレー:打球に走者(審判)が触れる
バッターが打った打球にランナーや審判が直接触れた場合にはボールデッドになりますが、次の場合はボールインプレーになります。
ボールデッドになるプレー:打球がフィールドの外に出たとき
バッターが打った打球がフィールド外に出た時には、ボールデッドになります。
ということは、ホームランを打ったさいもこの「打球がフィールドの外に出たとき」になり、ボールデッド状態になります。
ボールデッドになっているので、「ホームランを打ったバッターに代走を送る」というような珍しいプレーが起きることも。
ボールインプレーの状態
今、ボールインプレー(インプレー)中なのかを確認しようと思えば、ボールデッドの状態なのかを確認したらいいです。
ボールデッドの状態でなければ、ボールインプレー(インプレー)中ということです。
特に野球を教えている立場から、今がボールインプレー(インプレー)中であることを意識させていることになります。
特に小学生などは、ボールインプレーかボールデッドの状態なのかを忘れてしまいがちなので。
ボールインプレー(インプレー)の状態:フォアボール(四球)の場合
フォアボール(四球)の場合は、ボールインプレーの状態です。
よく間違えてしまいがちなのが、「フォアボール(四球)だと一塁へ」という先入観。
ボールインプレー中なので、守備側が緩慢プレーをしていたときなどは、すきをついて二塁まで進んでしまうことも可能です。もちろん、三塁までも可能ですよ。
プロ野球や高校野球などではなかなか難しいですが、次の塁へ進む意識があればフォアボール(四球)の時ほど隙をうかがう時です。
ボールインプレー(インプレー)の状態:インフィールドフライの場合
ノーアウト・1アウトで、ランナー1・2塁、もしくは、満塁の場面で内野フライを打ち上げると、「インフィールドフライ」が宣告されバッターがアウトになることがあります。
この「インフィールドフライが宣告」された状態はボールインプレーとなります。
このインフィールドフライをそのまま捕球したらそこまで問題は起きにくいのですが、インフィールドフライが宣告されたボールを落球、もしくは、捕球できなかった場合にはボールインプレー中で色々なことが起きやすいです。
ボールインプレーとボールデッドの意味と状態のまとめ
野球を見たりプレーする場合に重要になってくるのが、今プレーしている状態がボールインプレー中なのか、ボールデッド中なのか。
特に塁上にランナーがいるときは、今ボールインプレー(インプレー)中、ボールデッド中を把握しておく必要があります。
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最終更新日:2022/03/12
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