タイブレークは何回から？高校野球・プロ野球・MLBはどうなのか

野球が延長戦になったら、「突然ランナーがいる状態からスタートしている」と不思議に思われる方もいるのでは。

それは、延長戦を早期決着させるために採用されている「タイブレーク」の状態。

では、この「タイブレーク」とはどういう状態で始まるのか。また、高校野球・プロ野球・MLBでの違いは何かを解説します。

そもそもタイブレークとは？

野球が9回同点で延長戦になると、いつその試合に決着がつくか分かりません。

場合によっては、延々と延長戦が続くこともあります。

その延長戦を早期決着をつけるために、得点が入りやすいシチュエーション（ランナー1・2塁やランナー2塁）の状態からスタートさせるのがタイブレークです。

ソフトボールでは従来から、延長戦になったらタイブレークが採用されていましたが、野球はここ最近採用されるようになりました。

大会規則やその年のルールによって、タイブレークが行われる回や走者の数等が変わってきます。

ここに記載している内容は、2021年度時点の内容となります。

高校野球の場合は、9回が終わり同点だったさいには、そのまま延長戦に入ります。

その延長戦が12回経っても同点で決着がつかない場合、13回からタイブレークになります。

高校野球のタイブレーク内容

高校野球の場合、1人の投手が投げることが出来るのは15回以内が限度となっています。

また、従来までは決勝戦のタイブレークは除外されていましたが、高校野球特別規則の改正により決勝戦でも延長13回からタイブレークが行われるようになります。

2021年時点では、日本プロ野球（NPB）ではタイブレークを採用していません。

試合時間短縮の目的で、2021年は9回終了時点で同点の場合は、引き分けとなっています。

メジャーリーグ（MLB）の場合、9回終了時点で同点で決着がついてないと、延長10回からタイブレークになります。

メジャーリグ（MLB）のタイブレーク内容

2021年のシーズンは、特別ルールとして延長タイブレークを採用しています。

2021年に関して、延長戦でのタイブレークを採用しているのは、高校野球とメジャーリーグ（MLB）。

プロ野球（NPB）の場合は、9回同点で引き分けのためタイブレークはありません。

タイブレークは、延長戦で早期決着をつけるための制度で、基本的にはランナー1･2塁、もしくは、ランナー2塁からスタートします。

タイブレークに突入すると、その緊張感は一気に上昇し、早ければタイブレーク1回で決着することもあるので、タイブレークに突入したら目が離せないですね。